僕の幼少期は、父、母、祖母、祖父、兄と一緒に、父方の祖父の家で暮らしていました。
その頃の思い出は、あまりはっきりとは覚えていません。
でも、「嫌だった」「つらかった」という感情だけは、今でも鮮明に残っています。
特に印象に残っているのは、祖母が僕に対してとても厳しかったことです。
いつも怒ってばかりで、正直、怖い存在でした。
兄にはよく笑っていた祖母も、僕に向ける笑顔は少なかった。
そのことが、子どもながらにとても寂しかったのを覚えています。
当時の僕は、
- 名前を呼ばれても自分が返事をしなかった、母によると自分が何者か分かってない様子だったらしい
- ご飯をぐちゃぐちゃにして撒き散らした
- 兄と比べて、言葉を話すのがとても遅かった
今思えば、それは「障がいの特性」だったのかもしれません。
でもその頃の僕は、ただ“周りと違う子”“手のかかる子”として見られていたのでしょう。
どうして怒られるのかも分からず、ただただつらかった。
でも今なら、少しだけ冷静に思えることがあります。
もしかしたら、「僕が悪かった」のではなく、
「僕のことを誰も理解していなかった」だけだったのかもしれない。
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