鬱病と向き合った僕が、少しずつ立ち直れた理由

うつ病・メンタルヘルス

僕は20歳のとき、うつ病になりました。

回復までには数年かかりました。

原因は、仕事への意気込みが空回りし続けたこと。そして、信頼していた友人から突然縁を切られ、孤独感が一気に増したことでした。

何よりつらかったのは、当時の上司が他の人に向かって「うつ病の子を見てるこっちも大変だよ」と愚痴っていたのを耳にしてしまったことです。

今なら、その気持ちもわかります。

当時の僕は、とにかく「誰かに優しくしてほしい」「もっと大事にしてほしい」と承認欲求のかたまりでした。友達が少ないことに悩み、さらに一番仲の良かった人に絶縁されてボロボロだった僕は、仕事中に泣き出したり、突然帰ったり…。職場の人たちが疲れてしまうのも当然だったと思います。

家に帰っても気持ちは晴れず、最寄り駅で泣いたり、リストカットをしてしまったりと、自分でもどうしようもない状態でした。

精神科に通い始め、双極性障害と診断され、大量の薬を処方されました。

でも、薬を飲んでも「これ、本当に効いてるのかな…?」という気持ちがずっとありました。

一見元気に見えるせいか、家族からも「元気そうじゃん」と言われ、ほとんど心配もされませんでした。

うつになって1年が経った頃、僕はふと思いました。

「薬で治らないなら、生活を変えよう」と。

それから、次の3つを意識するようにしました。

  • 野菜350g以上を毎日食べる
  • 夜22時〜朝6時の8時間睡眠を固定
  • 週2回のジム通い

すると、少しずつですが心が軽くなっていきました。

毎日泣いていたのが週3日になり、やがて週1日、そしてほとんど泣かなくなりました。

もちろん、悩みの根本が解決したわけではありません。

今でもふと苦しさが襲ってくるときがあります。

でもそれでも、会社に行けて、仕事で評価され、昇給もできるようになりました。

伝えたいこと

どんなに苦しい悩みでも、運動・睡眠・食事の3つを見直すことで、少しずつ良くなる。

僕は今でも「親友」と呼べる人はいませんし、友達から誘われることも少ないです。

遊びの誘いは、いつも僕から。

だけど、それでも自分の人生を少しずつ満足できるものにできています。

だからあなたも、取り除けない悩みはいったん脇に置いて、

自分の生活習慣から整えてみてください。

きっと、気持ちは少しずつ軽くなります。

そのうえで、自分の「好き」を見つけていけたら、もっと生きやすくなると思います。

このブログが、今苦しんでいる誰かの背中をそっと押せたら嬉しいです。

読んでくれて、ありがとうございました。

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