現在24歳の僕は、特例子会社でコンビニ店員として働いています。
このまま清掃やコンビニの仕事で定年まで働き、安定した老後を迎えるのも悪くないと思っています。
むしろ、それは一つの立派な生き方だと思います。
でも――僕はそれだけでは終わりたくない。
もっともっと、自分の可能性を信じて、いろんなことに挑戦してみたいんです。
「知的障害があるからこの仕事は無理だ」と、最初から決めつけたくない。
実際にやってみて、それでも無理だったらその時に判断すればいい。そう思っています。
そのレッテルを最初に覆したのは、コンビニのレジ打ちでした。
コンビニ店員になる前は、「知的障害者にレジ打ちなんてできるわけがない」と、自分で自分に蓋をしていた。
実際、最初のころはレジのお金が全く合わず、失敗続きでした。
でも2年経った今では、レジの精算もほとんどミスなくこなせるようになりましたし何より嬉しかったのは、高齢のお客様のコンビニアプリの手伝いをしたら、とても感謝された事です。
僕にとって、これは大きな「成功体験」です。
この経験がきっかけで、「もっといろんなことに挑戦したい」という感情が芽生えました。
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好奇心と向き合いながら
今、自分がやっていることの一つは「読書」。
ビジネス書でも小説でも、ジャンルを問わず幅広く読んでいます。
情報をたくさん吸収して、将来のための“知識の武器”を身につけたいと思っています。
そしてもう一つは「英語の勉強」。
外国に行って、現地の人たちと会話して、色んな価値観に触れてみたい。
野球が好きなので、いつかメジャーリーグを現地で観戦するのも夢のひとつです。
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知的障害者の僕は、苦手なことが多い
正直、僕は不器用で苦手なことが多いです。
• カラオケでは60点台しか出せないほど音痴
• 小中学校では成績オール2、勉強も運動も苦手
• 駅伝大会では女子より遅いこともあった
• 要領も悪く、仕事ではミスを連発
• 人間関係もうまく築けず、ぼっちが基本だった
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それでも、自分なりに前へ進んでいる
そんな僕でも、少しずつ成果を積み重ねてきました。
• 18歳でAT限定免許に一発合格(97点)
• 運転は週3〜4回。今年(2025年)3月にゴールド免許を取得
• 体重を64kgから59kgに減量、腹筋を割ることに成功
• 会社の評価で最上位の「A評価」を獲得
• 21歳のときには、初めて「好き」と言ってくれる女性が現れ、人生初の彼女ができた(半年後に別れたけれど)
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もちろん、まだまだ失敗もします。
仕事でミスすることもあるし、友達に縁を切られることもありました。
彼女とも半年で別れてしまった。
だけど、それでも――僕は前に進んでいます。
七転び八起きの精神で、これからも自分らしく、挑戦を続けていきたいと思います
知的障害に負けたく無い

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